住宅事情から考えるロードバイクの保管方法について

地球温暖化や、原油価格高騰が続くなか自動車の販売台数は横ばいであるが、特に20代の若年層が自動車免許を取得しない傾向が続いている。このようなバックグランドの中、個人の健康志向の影響もあり近年自転車がブームになっている。特にロードバイクは性能も向上してきたこともあり、大人の趣味やスポーツとして広くユーザーが増えている。またロードレースやトライアスロンなどの競技や、従来バイクでのツーリングを趣味としてきた層がロードバイクでのツーリングへとシフトするなどユーザーの裾野も広がっている。また、前述のように健康のためまたは経済的な事情もあり、日常生活においても自動車や公共交通機関を利用せず通勤通学に自転車を利用する人も増加の一途をたどっている。このように公私において自転車はかつて無いほどに身近な乗り物になっているのであるが、特に都市部においてマンションに住む人にとっては日常の保管場所が深刻な問題になっている。従来の安価な自転車であればマンションの外部駐輪場でも問題なかったのであるが、ロードバイクなどの高価な自転車の盗難事件が頻発しており簡単に駐輪できないという状態である。なかには100万円近くするものもあり施錠しているからといって安心できないのである。そのような中で室内に保管するというのが当たり前になってきている。従来の考え方であれば考えられないことであるが、自転車がユーザーにとってより身近なものとなり、折りたたむこともできたり、自転車自体のデザイン性も向上していることからそんなに抵抗感も無く室内に保管する人は案外多いのである。中にはリビングにインテリア感覚で保管している人もいるようである。案外自分のこだわりを主張するアイテムとして見せているという一面もあるのかもしれない。室内での保管方法も様々である。玄関先の廊下やリビングにスタンドを置き床にそのままおく方法。自転車を縦置きにし壁に立てかける方法。なかには専用の壁掛けフックで壁につるしたり複数つるせるラックを利用したりしてリビングに置く人もいる。こうなると完全に部屋の真ん中で存在を主張する立派なインテリアだ。上下に複数台つるす人もおり、ここまでくると自転車専門店かと思えるほどである。むしろそういう空間で生活することに喜びを感じるのであろう。これから先はこういった価値観を持った人が、自転車の保管ありきで最優先事項で部屋を選ぶようになるかもしれない。以前であれば駅から近いとか駐車場があるとかそういった事情と同じようなものだ。であれば部屋を提供する業者目線でいえば自転車の保管という要素をを間取りにとりいれたり物件のアピールの際に自転車での通勤通学の利便性を押し出すというのも他業者との差別化として考慮すべき課題となるのではないだろうか。


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